SBI証券で株取引をやりたい方に向けて、ここでは口座開設までの流れについて解説していきますね。
口座開設までの道のり
まず、SBI証券の口座開設には2つのパターンがあります。
①オンラインで開設
このメリットは、早く口座開設して株取引がしたい!というお急ぎの方には良い方法だと思います。もちろんそれ以外の方でも大丈夫ですよ。
ちなみにこちらでは、個人情報書類(免許証など)を写真で撮ってネット上でアップロードし、証券会社に送信するという方法を取っています。
もしセキュリティの面で抵抗があるという方は、次に紹介する②のやり方を選択した方が安心でしょう。
ただし、証券会社側もそういう方々のためにセキュリティの面ではきちんと対策を練ってきておりますので、そこまで心配しなくても大丈夫ですよ。
②郵送での口座開設
こちらは、まず名前や住所、電話番号などの個人情報をネット上で証券会社に送信します。その後、証券会社から申込書類が送られてくるので、それに記入し捺印の上、証券会社へ返送するという形です。
こちらは①のパターンに比べて2-3日ほど多めに日数がかかりますが、それでも大丈夫という方はこちらでも良いでしょう。
それでは、ここでは①のオンライン口座開設のやり方について解説していきますね。それではいってみましょう。
1.SBI証券の口座開設用ページにアクセス
まず、SBI証券の口座開設ページはこちらです。
(公式サイト→「今すぐ口座開設」ボタンをクリック)
ここで、様々な内容を入力します。
2.個人情報書類の用意
口座開設時、マイナンバーなどの個人情報の提示が必要になります。
そのため、前もってマイナンバー通知カードや個人番号カードのコピーを用意しておいてください。
ここで個人情報の提示方法は3つあり、そのどれが良いかをチェックを入れます。
A:webアップロード
これは、個人情報書類をスキャンしてパソコンにアップロードする方法です。
スキャナーを持っていない方はご自分のカメラ(スマホでも可)を使って書類の写真を撮って、それを自分のメールアドレスに添付して送ります。
そして送り先のメールアドレスを開いて添付した写真をパソコンにダウンロードしておけば、そのダウンロードした写真をwebにアップロードすることができますよ。
B:書面
これは最も時間がかかる方法です。つまり、個人情報書類をコピーして銀行に郵送する、という方法です。
パソコンに慣れていない方やネットでの情報漏えいが心配な方はこちらの方法が良いでしょう。
C:Eメール
これはAと同じようにまず個人情報書類をカメラで撮り、その後、その写真を銀行にメールするという方法です。
早く開設したい方はAとC、個人情報漏えいが心配な方はBの方が良いでしょう。
しかし、基本的に銀行のホームページはお客様の情報を保護するため、情報を銀行に送信する時は暗号を使っていますのでそこまで心配しなくても大丈夫かと思われます。
3.お客様情報を記入
名前や住所などは、個人情報書類と同じ内容を書いてくださいね。でないとエラーになり受付してもらえないので気を付けてください。
また、数字は全て半角入力を心がけてくださいね。
4.特定口座を選択
特定口座とは、確定申告をご自分でなさる方向けなのですが、その確定申告時に必要な書類を銀行が代わって作成したり、納税も代行したりしてくれるサービスです。
ご自分が確定申告をするか、または銀行に依頼するかなどを考えた上で選択してください。
もし初心者の方や確定申告に慣れてないから不安という方は「開設する(源泉徴収あり)」をおすすめします。
ちなみに、「開設する(源泉徴収なし)」は、証券会社に確定申告用の書類は作ってもらうけど確定申告は自分でする、という方向けです。
「開設しない」は、最初から最後まで全部自分でする方向けです。
それが終わったら、次はNISAの選択項目が出てきます。
5.NISAを申し込むかどうかを選択
NISAとは2014年1月に始まったもので、正式名称は「少額上場株式等に係る配当所得及び譲渡所得等の非課税措置」と言います。
ざっくり言うと毎年120万円までの上場株式や公募株式投資信託などへの投資に対して適用される個人投資家のための税制優遇制度ですね。
このNISAをやってみたい、という方は申し込むにチェックを入れてください。
もちろん、やらないという方はチェックを外しても問題ありません。
ちなみに、このNISA口座開設は1人につき1口座に限られるので、SBI証券口座開設時にNISAも申しこむと他の金融機関の口座にはもう申し込めないので注意してくださいね。
逆に、他のところですでにNISA口座を作っている方も申し込みはできません。
6.FX口座を申し込むかどうかを選択
FXは大体皆様もご存知だと思いますが、簡単に言うと外国の通貨を売買し、その差額で利益を得る取引のことですね。
レバレッジが大きいのですが、リスクも大きいので注意した方が良い取引ですね。
またここで同時にFX口座も申し込むと、総合口座と一連の手続きのみで口座開設ができてスムーズになるようです。
7.住信SBIネット銀行、SBIハイブリッド預金、預り金自動スィープサービスを選択
ここで「これは何?」と戸惑う方は多いと思いますので、簡単に説明しますね。
まず、SBIハイブリッド預金というのは、普通預金とほぼ変わりません。しかし、違うのは「毎月利子が入ってくる」という点です。
その代わりATMでの引き出しはできないため、引き出すときは普通預金口座に振り替えてからの引き出しになります。
ちなみに、SBIハイブリッド預金は預金保険制度の対象になります。
預り金自動スィープサービスとは、ハイブリッド預金の残高を株式などの買付代金に充てることができるサービスです。
これは申し込んでおいた方が利子も毎月入ることになるので、いくらかはお得になるかと思います。
8.記載内容の同意
お客様情報を入力し、各事項にチェックも済ませたら次は様々な内容についての同意が求められます。記載内容をしっかりと読んで、同意するならばチェックを入れましょう。
9.申し込み
ここで口座開設申し込み方法についての選択が出てきます。
「オンラインで口座開設」と「郵送で口座開設」があるのですが、お急ぎの方はオンライン、そんなに急がなくても良いという方やネットでの個人情報漏えいに自信がない方は郵送での口座開設を選択した方が良いでしょう。
これで口座開設の申し込みは終了です。
うまくいけば、後日1週間以内には銀行から手続き完了のお知らせとキャッシュカードなどの書類が送られてきます。
以上で、口座開設の流れなどについての説明をさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
ところどころ難しい言葉が出てくることもあるかとは思いますが、この通りにやれば間違いありませんので安心して、しっかりと口座開設をしてみてくださいね。