フィデリティ証券、これは最も聞きなれないという方々も多いかと思います。
しかし、フィリディティ証券は「世界有数のネットワークと歴史を誇る独立系資産引用グループ」と言われているフィデリティ・インターナショナルの一員なのです。
そして、もちろん投資信託に強いと言われています。
では株取引とはまた違うじゃないかと思われる方もいるかもしれませんが、実はフィデリティ証券は株式の売買手数料もリーズナブルなので株取引にもお勧めできる会社だと言われているのですよ。
それでは、フィリディティ証券について色々と見ていきましょう。
フィデリティ証券とは
まず、フィデリティ証券とは、先ほども書いたように世界有数の独立系資産運用グループでもあるフィデリティ・インターナショナルのグループの証券会社です。ルーツは1946年、ボストンで誕生したフィデリティ・インターナショナルです。
そしてスタート以来ビジネスを展開してきました。1969年に日本にも拠点を構えました。なんと、これがフィデリティにとっては初の海外拠点になったそうです。
1998年~フィデリティ証券を設立し、日本の個人投資家に向けて投資信託の販売を開始しています。2008年~株取引サービスも開始し、その時は投資信託取引残高に応じた株取引手数料体系を導入し、今に至ります。
そしてこの証券会社は、他の証券会社と違ってなんと、「設立以来株式を公開していない」のです。この理由は「経営の独立性を大切にするため」とのこと。
株式を公開しないなんて大丈夫なの?という声があるかもしれませんが、これによって、経営の外にいる株主の声に振り回されることなく経営に集中できるメリットや、また、顧客のために何をしたらいいのかを考えることができるというメリットがあるそうです。
世界有数の大きな会社なのに株式を公開しない会社って不思議ですが、この理由は納得ですね。こういうポリシーを設立以来今も貫いているということは、顧客に優しい会社なのだろうな、ということが想像できますね。
それでは、このフィデリティ証券の特徴は何があるのかを見てみましょう。
フィデリティ証券の特徴
まず、フィリディティ証券は顧客サービスに手厚い会社だということが知られている特徴がいくつかあります。
1:サポートの電話が無料
フィデリティ証券の特徴の1つとして、サポートの電話が無料だということが知られています。具体的には、問い合わせ先がフリーダイヤルであり、また携帯電話からの電話も対象となっていることです。
それだけでなく、口座開設後もフリーダイヤルでのお問い合わせが可能なのです。サポートの電話で通話料などかかってしまうのはちょっと抵抗がある方にもこれは嬉しいのではないでしょうか。
2:手数料体系がシンプル
個人投資家向けのオンライン資産運用サービス(オンライントレード)を、フィデリティでは「フィデリティ・ダイレクト」といいます。このフィデリティ・ダイレクトの手数料体系がとてもシンプルなのです。
まず、手数料はインターネット取引の場合は保有残高が1,000万円以上の場合は1約定あたり463円、1,000万円以下であれば1約定あたり1,389円となっています。
これは逆に言えば、1,000万円以上持っている方であればお得、ということになりますね。
それでは次に、フィデリティ証券にはどんなメリットがあるのか見てみましょう。
フィデリティ証券のメリット
フィデリティ証券は、見てみると実に太っ腹なサービスを打ち出しています。その太っ腹なサービスがフィデリティ証券のメリットに繋がっているようです。
それではどんなものがあるのか、以下読んでみましょう。
1:新規で口座を開設すると3か月間ファンド購入手数料が無料!
これはフィデリティ証券がやっている「スタート0%プログラム」なのですが、口座開設日から翌々月末(最終営業日)まで購入手数料が無料になるのです。
またファンドの一括購入やファンド積み立ての自動買付も対象となっており、購入は10,000円~となっています。これがどのくらいお得なのかというと、例えばファンド購入金額が1,000万円、手数料が1.62%と仮定すると、通常購入手数料は159,418円もかかります。
しかしこれが無料になるのです。そして3か月間、毎月1000万円ずつ購入すると仮定すると、3か月間で購入手数料は478,254円もかかります。
それを考えると、購入手数料が無料になるというのはかなりお得ですよね。
2:スタート0%プログラム終了後も無料になることが!
先ほど書いたスタート0%プログラムは新規口座開設後3か月間のうちしか適用できないことになっていますが、実は、終了後もお客様のお預かり資産評価残高に合わせて購入時手数料の割引率が決定されるのです。
例えば、評価残高が3,000万円以上ならファンド購入手数料は0%、2,000万円以上3,000万円未満であれば25%、1,000万円以上2,000万円未満であれば50%割引がきくようになります。
これはとてもありがたいですね。
株取引をする方々にとって気になるのは手数料ですよね。特にネット証券はどこも手数料を安くしているので、ますます自分にお得なところはどこか?気になってしまうと思います。
それに対してフィデリティ証券は実にシンプルな体系にしており、また手数料も太っ腹なサービスをしてくださっているのですごく助かりますね。
ではフィデリティ証券のデメリットはどんなものがあるのでしょうか。
フィデリティ証券のデメリット
フィデリティ証券自体が日本ではあまり知られていないせいか、ネットでは口コミがあまり見当たりませんでした。
しかしながら、これまで書いてきた内容を見て下さった方には何となく気づいていただけたかなと思うのですが、フィデリティ証券は基本的に「お金を持っている方々」対象にサービスしている印象があります。
そのため、例えば10万円や50万円などの少額で株取引をしたい方々にとっては(むしろ日本ではそういう方々の方が多いかもしれません)あまり支持されないというのはあるでしょう。
そこがデメリットになっていると思います。
それでは、これらを受けての口コミ・評判も見ていきましょう。
フィデリティ証券の口コミ・評判
ここでは、最後にフィデリティ証券の口コミや評判を見ていきます。特徴やメリット、デメリットだけでなく口コミや評判も調べた上でどこの証券会社にするかを決めることができると良いですね。
それではいってみましょう。
【口コミ】
- 投資信託は電話での購入でも手数料が無料なので、目があまり良くない人にも良い
- 手数料優遇プログラムが助かる
- 株の売買代金が高額の場合は株式委託手数料がお得になるので助かっている
- 庶民にはあまり優しくないかも・・・
- 取り扱い本数が少ない
・・・などなど。
やはり手数料の面で支持が多く、また、悪い口コミの方は保有資産が高額な人ほどお得だということに対してあまりよく思っていないようでした。
しかしながら、それがおそらくフィデリティ証券のポリシーなのかもしれません。もともとは投資信託からスタートした証券会社なので、やむを得ない部分もあるのかもしれませんね。
しかし、株で本気で儲けたい!!と意気込んでいる方にとってはいずれは口座を作る機会が来る・・かもしれませんので、フィデリティ証券の名前は頭に入れておいて損はないでしょう。
まとめ
ここまでで、フィデリティ証券について色々とまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。
なにぶん、日本ではあまり知られていない証券会社ですので、ネットでもそこまで情報が出ていないのですが、だからといって「大丈夫なの?変な会社じゃない?」と思わなくても大丈夫だということが分かったと思います。
保有資産が増えて株にかけられる金額が大きくなった時の目標としては良い証券会社だと思います!それでは今回はここまでです。