株を買ってみる

初心者が株を始めるにはどれ位の投資資金が必要か?

株式投資をしている人は大金持ちだとイメージを持っている人もいるかと思いますが、今日では非常に低価格から購入できるようになっています。

 

株式を購入するには通常の1単元での購入、ミニ株での購入、株式累積投資での購入と3種類に大別できます。それぞれについていくらから購入する事ができるか解説していきます。

 

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1単元の購入でも1000円あれば買える?

株式は1単元100株や1000株と定められており、市場では1単元毎に売買が行われています。つまり1単元100株であれば最低でも100株はまとめて購入しなければならないと言う事です。

 

過去最大規模となった日本郵政の新規公開時には1株1400円の1単元100株で募集されました。つまり14万円が最低購入価格でした。トヨタ自動車株式会社であれば2016年1月15日の始値は6875円で1単元100株ですので約69万円が最低購入価格という事になります。

 

この様に1単元購入すると大きな金額になるため、初心者にとって分散投資まで資金が廻らないという事も多くなってしまいます。

 

しかし、銘柄を選ばなければ1000円から購入できる株価もあります。株式会社サハダイヤモンドは2015年14日の終値で1株9円でした。1単元が100株ですので900円あれば購入する事ができます。非常に手軽に始める事ができますが、1円の変動があれば1日で10%の値動きがある事になりますので、値動きは非常に大きい株式だと言う事ができます。

 

一般的にベンチャー企業は値動きが大きく、大手になる程値動きは安定しています。ベンチャーは伸び代がありますが破産する可能性も高く、大手であればこれ以上シェアを伸ばすのは難しいですが、既にシェアは確保しているため安定的に利益を上げる事ができるからです。

 

大手で最低購入金額の低い例は、株式会社みずほフィナンシャルグループを挙げる事ができます。2016年14日終値で225円で1単元100株なため最低購入金額は2万2500という事になります。

 

ミニ株であれば10株や1株から購入できる

ミニ株制度は1単元の10分の1の株数から購入できる制度です。中には1株から購入できる証券会社もあります。購入手数料が少し高くなったり、議決権が無いというデメリットはありますが、1単元以下で購入できる為、資金の少ない人でも分散投資する事ができたりと、ミニ株制度を活用する事で利益率を高める事もできます。

 

株式累積投資とは?

株式累積投資とは1銘柄月々1万円以上1000円単位から購入する事ができるというものです。一定の金額を毎月購入していくため、株式積立とも呼ばれます。収入はあるが貯蓄が無い人にとっては、最低購入金額が高い銘柄でも月々1万円から株式を購入する事ができるというメリットがあります。

 

株式は生き物と呼ばれている様に、プロでも正確に今後の相場を読む事はできません。株式累積投資はドルコスト平均法の効果があるため、相場を読む事が難しい株式初心者株にとっては有効な手法でもあります。

 

ドルコスト平均法とは、定期的に継続して一定金額を買い付ける事により、平均購入金額を下げる事ができるというものです。ここで注意が必要なのは一定数では無く、一定額という事です。一定金額を定期的に買い付ける事によって、株価が安い時には沢山購入し、株価が高い時には少なく株式を購入する事ができます。

 

例えば毎月1万円購入するとします。2月1日に1株1000円だとすれば10株購入でき、3月1日に1株500円だとすれば20株購入でき、4月1日に1株1500円だとすれば約6.6株購入でき、5月1日に1株1000円に戻ったとすれば10株購入できます。

 

合計4万円で約46.6株購入できますので1株約850円で購入できた事になります。上記の場合に一括で2月1日に4万円購入していれば5月1日には同じ値段に戻って0円の利益ですが、株式累積投資で購入していれば約7000円の利益があります。

 

まとめ

この様に株式は1000円から購入できるものもあれば、月々1万円から積み立てて投資する事もできます。株式投資で安定的に利益を上げるには分散投資が原則ですが、まずはイメージを掴みたいという場合は損しても問題の無い範囲内で、一度株式を購入してみても良いかもしれません。

 

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