新規公開株(IPO)

リスクが低い!?話題の新規公開株(IPO)ってなに?

今は2015年12月です。つい最近、日本郵政が話題になりました。何で話題になったのでしょう?その答えは「IPO」です。

 

ニュースでもネットでも日本郵政の話題は展開されました。それに触れる機会があれば間違いなく「IPO」という言葉に接したことでしょう。日本郵政に限らず、投資をしようとしている人にとってIPOという概念は是非とも頭に入れておきたいところです。

 

この記事はIPOについて解説しています。良くIPOはリスクが低いとも言われていますが、何故低いのかについても触れていますのでここで全て吸収してしまいましょうね!

 

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IPOって何?

IPOとは単刀直入に言えば「新規公開株」のことであり、「新たに証券市場に上場する銘柄(企業)」のことを指します。

 

未上場企業が市場から資金調達や知名度の向上を図って実施します。

 

IPOというスペルに着目すれば、IPOは「Initial(最初の)Public(公開の)Offering(売り物)」の略であり、未上場企業が新規に株式を証券取引所に上場して投資家に株式を取得させることを意味します。

 

IPOでは、上場前の株を抽選により事前に購入出来ます。

 

IPOのメリットは?

このIPOのメリットとして「事前に」・「安く」手に入れられる可能性があるということが挙げられます。IPOは上場前の株を事前に購入出来ると書きましたが、この「上場前の株価」を公募価格と言います。

 

そしてこの公募価格というのは割と安めに設定されている場合があります。

 

上場後は一般の投資家も当然購入することが出来るようになりますが、IPOの時に注目されればされるほど、そしてその企業が今後も社会に価値を提供すると見込まれるとそれだけ人気が出て結果的には公募価格よりも株価が大きく値上がりすることがあります。

 

株式投資の基本は「安く買って高く売る」です。

 

IPOの公募価格は安めに設定されている場合があると書きましたが、その安い公募価格で(抽選によって選ばれて)買っておき、上場を果たした後に株価が値上がりすればそれだけ利益になるというわけです。

 

市場で初めて付いた値段を初値と言いますが、この初値が公募価格の2倍以上になることは珍しくないのですね。場合によっては数十倍に膨れ上がることがあります。勿論投資の世界ですから公募価格よりも下がることは当然あります。でもそれは機会的に少なく、しかもその下げは限定的です。

 

ならば公募価格で買っておく以外に手はないでしょうということになるのです。

 

どうしてリスクが低いの?

メリットの部分で書いていますが、公募価格が安めに設定されており、しかも初値がその数倍になることも珍しくなく、初値が公募価格より下がることはあってもその下げは限定的だからです。

 

この世に絶対はないですし、投資の世界で「絶対儲かる」は禁句です。というよりそうやって勧誘することは違法です。

 

ですが、「殆どの場合で値上がりし、下がることがあっても限定的」だというものが予め分かっている場合、そしてそれが安く購入出来る場合、あなたは放置しますか?あなたが投資家なら、こんな銘柄があったら是非とも手に入れたくないですか?

 

単なる期待ではなく、事実としてほとんどの場合で値上がりしているのなら、誰だって欲しいですよね?

 

投資のリスクとは、購入時より下がることです。それはすなわち含み損ですから……。もしくは「手にするにも多額のお金がいる」ことです。どれだけ欲しくてもそれを買えないのは痛いでしょう?

 

でも「安く買えて」・「殆どが値上がりする(値下がりがあっても限定的)」なら、これをどちらも解消してくれますよね?!

 

公募価格で買えない、もしくは買えるお金があっても抽選に落ちた、……この場合は「買えなかっただけ」であって、「買える機会を失った」以外失うものは何もありません。あなたが(儲けられるであろうお金以外の)お金を失うことはないのです。

 

勿論、値下がる場合もあります。人気がないIPOはそもそも市場参加者の関心を集められませんから結果的に買いが集まりにくく、初値が公募価格より下回る場合があります。

 

初値が公募価格より下がればそれは損失に繋がりますが、このリスクをヘッジしたいなら、「はじめから人気がないIPOは買わない(抽選に参加しない)」だけで良いのです。

 

他にも、人気があるIPOというのはそれだけ投資家の関心が上場前から集まっている分、投資家の色々な思惑によって上場した時は値動きが激しくなったりします。そういう時は初値が付いた時もしくはその周辺で売却すれば良いのです。

 

まとめ

関心が集まれば集まるほど、そしてその企業がはじめから知名度や実績において優れているのであれば、値上がり率は低いかも知れませんが値下がる確率は小さく見積もれます。

 

上場するにはその企業がそれなりの業績があり未来においても成長性がなければ出来ません。上場していない分チャートがないのでチャート分析は出来ないにしても、その話題性で「値上がりする可能性が高い」と言えます。

 

IPOだって初値が公募価格より下がることはあります。でもそれが投資の世界です。

 

そして値上がる可能性が高いのなら、それを仕込むのも投資の鉄則です。

 

注目されるIPOだけでなく、今までのIPOを個別に検証してみると、あなたもIPOの良さや旨味を知ることが出来るでしょう。他の記事でIPOの申し込み方や購入までの流れ、当選確率を上げる方法などを解説していますので、是非読んでみて下さいね。

 

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