NISA(ニーサ)

NISA口座の選び方!これから開設する人におすすめの金融機関とは

NISA(ニーサ)とは?仕組みを分かりやすく解説』で触れたように、NISA口座は一人一口座です。途中で口座を変えることも出来ますがややこしいです。

 

出来るなら、最初からこの口座と言える口座を選び、開設しておきたいですよね?!

 

NISA口座は証券会社以外にも投資信託会社・銀行などで開設出来ますが、このサイトが株式投資をテーマにしている以上、証券会社に絞って考えていきます。

 

さて、「この口座だ」と言える判断基準は何でしょうか?お勧めと言える金融機関(証券会社)はどうでしょうか?

 

この記事はそういうことを書いています。

 

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NISA口座を開設する前に……

NISA口座も証券口座のひとつです。

 

一般口座・特定口座と同じですね(一般口座や特定口座については『一般口座と特定口座の違いってなに?それぞれのメリット』を参照して下さい)。

 

とにもかくにもネット証券の総合口座を作らないといけません。

 

証券口座を選ぶ時の一般的な考え方については『証券会社の選び方!初心者が気をつけたい7つのポイント』で、このサイトではSBI証券・マネックス証券・楽天証券・カブドットコム証券を紹介していますが、そのまとめについては『株初心者におすすめしたいネット証券会社まとめ4選』で、そして証券会社個別の紹介記事は、

 

 

で、そしてこれらの証券会社を以下の尺度で比較した記事が、

 

 

となっていますので、ネット証券会社でどこを選んで良いかまだ良く分からない方はNISA口座を考える前に是非参考にして下さいね。

 

まずは取扱商品からです

どれだけ魅力的でもそもそも投資対象がないなら無意味ですよね?!

 

このサイトは基本的に株式投資をテーマにしていますので投資信託や積立投資を扱っているか否かは大きくはないでしょう(もっと言えば海外株式も重要ではないかも知れません)。

 

SBI証券・楽天証券が◎で取り揃えが多いです。でも正直なところNISAは今やどこでも宣伝していますから○であっても◎に比べたら少ないというだけで絶対数として少ないというわけではありません。

 

そもそも『NISA(ニーサ)とは?仕組みを分かりやすく解説』で解説しているようにNISAは「一年あたり100万円を超えない範囲が非課税」なのですから、沢山あってもこの条件に合う銘柄・取引回数しかNISAの旨味を活用出来ず、沢山あってもこの条件を満たさなければそもそもNISAとして使えないのです。

 

無論「多くある銘柄から選べる」というのは有難いですが、多くあり過ぎたら今度は選ぶのにも苦労します。

 

手数料・キャンペーン

手数料(2015年12月現在)については同じくSBI証券と楽天証券が完全無料、つまり買付も売却も無料になっています。

 

マネックス証券は現時点ではキャンペーンで買付時の手数料をキャッシュバックさせる展開をしています。キャッシュバックで実質無料ですが最初は必要ということです。

 

カブドットコム証券については買付時は無料ですが売却する時は有料となります。

 

一年あたり100万円を超えない範囲内でどれだけの銘柄を購入するかによりますが、条件である「100万円まで」を考えれば、手数料が割高というわけではなく買付額の小さい銘柄を(100万円を超えない範囲で)何度も購入すれば多少は割高になるでしょうがNISA自体が非課税であるという利点からすればそれほど大きいとは思えません。

 

多くの証券会社がキャンペーンを展開しています。NISA口座開設で何円分の現金・それに相当するものをプレゼントするというものです。

 

NISAは今積極的に顧客獲得合戦が繰り広げられており、今ここでキャンペーンを具体的に書くこと自体に意味はないと考えます。

 

というのも、あなたがこれを見ている頃はそのキャンペーンは終わっているかも知れないし金額が変わっているかも知れないし全く別の内容になっているかも知れないからです。

 

ご自身できちんとそれを調べて頂いてから開設してもらった方が賢明だと言えます。

 

 

国内株式

海外株式

投資信託

積立投資

特徴

SBI証券

手数料完全無料

マネックス証券

×

買付手数料はキャッシュバックさせて無料

楽天証券

手数料完全無料

カブドットコム証券

×

買付手数料は無料

売却時は手数料が必要

 

まとめ

NISAは、『NISA(ニーサ)とは?仕組みを分かりやすく解説』でみられるように、「出来るだけ買い付けてもらって、それを出来るだけ保有してもらう」ことが基本となっているように思えます。

 

その年の非課税枠を繰り越せないこと、その年の非課税枠で消費したものは売却時に非課税枠として戻らないこと、損益通算や繰越の対象にならないこと、課税枠に切り替えた時に損をする場合があること等々、NISAのデメリットはそのまま「売却させないため」のものであるかのように思えます。それを踏襲しているからか、売却手数料は掛かるという証券会社があります。

 

NISA自体まだ始まったばかりの制度であり、積極参加を促していますが、『移住した方が得!?株式投資の税金が安い国はどこ?』にもあるように、そもそも昔は株式投資の売却益自体「そもそも非課税だった」のです。

 

そう、株式投資全てが条件なしで非課税だったのです。NISAは2023年まであります。その間にメジャーになれば手数料もそれなりに有料化されるかも知れないし2023年を過ぎたら非課税の株式投資はないかも知れません(同時に新しい非課税制度が出来る可能性もありますが)。

 

NISA自体、例えば2016年からは非課税の条件となる「100万円」が「120万円」に変わります。……流動的なのですね。

 

NISAは、そのデメリット部分としてどうしても購入銘柄が拘束されやすく、100万円を超えたら課税口座で取引するしかありません。

 

その時を基準にして大元の証券会社を選び、NISAは勉強用にという使い方も出来るし、それなら『おすすめネット証券会社比較 ~取引の時間・種類、資金で見てみよう!』で紹介した株式ミニ投資でも良いわけです。

 

NISA口座を選ぶ際にお勧めの金融機関をというのがこの記事のタイトルですが、これは結局あなたがNISAとどう向き合い、NISAとNISA以外をどう考えているかに依拠します。

 

このサイト全体を俯瞰されてみて、あなたが目先にこだわることなく総合的にベストチョイスが出来ることを願っています。

 

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