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株式投資の仕組み

ミニ株・プチ株・ワン株・S株とは何か?メリット・デメリット

株式投資には株式ミニ投資(ミニ株)と呼ばれる制度があります。これは単元未満株でも売買できるといった制度です。このミニ株制度から派生してプチ株・ワン株・S株と言われる商品も出てきました。

 

ミニ株はプロの投資家よりも個人投資家向けの制度であり、さらに言えば投資初心者向けの制度です。株式初心者でも分かりやすくミニ株について解説していきます。

 

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単元株とは?

上場株式は好きな株を1株単位で売買できる訳ではありません。1株ずつの売買を認めると株主が膨大になったり、株主を減らす為には1株あたりの株価が異常に高くなったりと、経済合理性の面からデメリットになる事が多くなります。

 

そこで一定の株式をまとめた数を1単元としました。市場では1単元以上での売買が行われ、株主総会での議決権も1単元以上必要とされています

 

企業は1単元の株数を自由に設定できましたが、近年売買単位を収束する動きがあり、2014年11月からは全上場企業は1000株か100株を1単元とされています。

 

ミニ株とは?

単元株の制度があると、ある程度の資金がまとまっていないと売買ができなくなってしまいます。例えば1株1000円で1単元が100株の場合は、最低購入金額は1000×100=10万円です。

 

この場合で1単元が1000株であれば100万円から購入できるという事になります。これでは個人投資家による株式投資が浸透しにくいとして、単元株の10分の1での売買を可能にしたのがミニ株制度です

 

市場では単元株の売買しかできないのにどうしてミニ株投資ができるかというと、それは証券会社が立て替えているからです。どのタイミングで証券会社が1単元購入するかはそれぞれの証券会社によりますが、例を挙げてみます。

 

証券会社は10分の1のミニ株注文があると1単元の株式を購入し、その10分の1を注文者の分と計算します。他のミニ株注文があり1単元まで集まれば、その後さらに1単元を購入するといった事を繰り返しています。

 

上記の例では証券会社は1銘柄に対し、最大1単元の10分の9の株式を保有する事になります。つまり証券会社もリスクを負っており、銘柄を増やす毎にリスクは高まる為、証券会社毎にミニ株ができる銘柄は異なっています

 

プチ株・ワン株・S株とは?

ミニ株の中でもプチ株・ワン株・S株と呼ばれるものがあります。プチ株はカブドットコム証券でのミニ株の呼び名、ワン株はマネックス証券でのミニ株の呼び名、S株はSBI証券でのミニ株の呼び名です。

 

通常のミニ株は、1単元の10分の1の株数から購入できるというものでしたが、プチ株・ワン株・S株は1株から購入する事ができます。つまり1株1000円で1単元が1000株の場合は、通常100万円無いと株式を購入できませんが、ミニ株なら10万円から、プチ株・ワン株・S株なら1000円から株式投資を始める事ができます。

 

ミニ株・プチ株・ワン株・S株のメリット

株式投資に限らず、どの様な投資でも分散投資は投資の基本です。一括投資をすれば、その投資先に何かあっただけで大失敗に終わってしまいます。しかしミニ株・プチ株・ワン株・S株を活用し運用する事によって、少ない資産でも分散投資をする事ができます

 

気になる投資先があっても、運用が初めて人にとっては1単元で10万円や100万円を投資する事はあまりにも大きい金額です。十分に勉強してから投資を始めても、実際に株式を購入してみないと実感できない事もあります。実感してみるという面ではプチ株・ワン株・S株は非常に有効です。

 

ミニ株・プチ株・ワン株・S株でも1株当りの配当を受け取る事ができます。長期保有する場合であれば、1株当りの購入手数料が高いというデメリットを抑えつつ、分散投資で安定的に運用をする事もできます。

 

ミニ株・プチ株・ワン株・S株のデメリット

1株当りの購入手数料が高いというデメリットがあります。株式はまとめて購入する程に手数料は安くなります。単元未満株であればより購入手数料は高く、さらに最低手数料も定められている場合がありますので注意が必要です。

 

また指定した金額で約定してもらう指値注文はできず、成行注文しかできません。約定金額も後場の始値などの制限がある事もあります。

 

1単元当り1議決権がありますので株主総会には出席する事ができません

 

 

ミニ株・プチ株・ワン株・S株のメリットとデメリットを理解した上で、個人投資家向けの制度を活用できれば、株式投資での成功率を高める事ができます。

 

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