芸能人がハマり、多くの人がマジックのように元金を増やして稼いだといわれる仮想通貨。これまでの株取引やFX、投資信託とはまた違ったお金のあり方・増やし方に驚いた方は少なくないでしょう。
自分も仮想通貨取引で「億り人」になりたい!と思っている人は数多くいますが、すぐに元金をポンと用意できる投資家ばかりではありません。主婦や一般の会社員が、ヘソクリやおこづかいから始められる仮想通貨はないのでしょうか。元金があまり無い、少額からしか参入できない人でも成功を掴むための方法をご紹介します。
仮想通貨取引をするには元金がないと参入するのは難しい?
仮想通貨取引をするためには、元金がないと参入できないのでしょうか。他の投資のようにファンドを買う元金がなくても参入できるかどうかに迫ります。
仮想通貨の取引はお金持ちしかできないものなの?
仮想通貨の取引は芸能人のようなお金持ちしかできないように思っている人もいるようです。仮想通貨取引も投資の一種。投資はある程度まとまった元金がなければ儲けられない、とよく言われていますよね。でも仮想通貨の場合は、必ずしもそうとは言えないのです。
いくら元金があったら取引を始める事ができるのか?
それではいくら元金があれば取引を始めることができるのでしょうか。それを知る前に、仮想通貨の単位について説明します。
ビットコインを例に挙げると、ビットコインは1BTC(いち-ビーティーシー)という単位で表します。1BTCの価値は、ドルと円のように日々変動しており、いつ購入するかによって1BTCがいくらになるかが違ってきます。2018年8月現在、だいたい1BTC85万円程度です。
「え!85万円ないと1ビットコインも買えないの!?」と驚いてしまいますよね。でも大丈夫です。仮想通貨は1単位ごとに買わなければならないわけではありません。ビットコインなら、最小単位は0.00000001BTCになります。
取引所によって最小購入単位は違ってきますが、たとえばビットフライヤーなら0.001BTCから購入可能です。つまり1BTCが85万円のときは、850円から、1BTCが100万円でも1000円からビットコインを購入することができるのです。
(出典:ビットフライヤー)
元金がない場合でも少ない資金で運用はできます!
結論としては、元金が非常に少ない額しかない!という場合でも、購入することは可能です。これまで元金が用意できないから仮想通貨の世界は遠いと思っていた方もいたかもしれません。でも決してお金持ちだけの世界ではなく、とても身近な存在なのです。
仮想通貨取引に元金がない場合はどうすればいいの?
でもいくら最小単位が買えたからといって、仮想通貨取引をするにはちょっと心細いですよね。では大きな元金が用意できない時、どうすれば良いのでしょうか。
お小遣い程度から参入して増やしていく方法
まずは、今手元にあるお金しか使えないのであれば、お小遣い程度の金額から参入して徐々に増やしていく方法が確実です。よく「裏ワザで楽をして仮想通貨で大儲けしよう」といった誘い文句をネット広告などで見受けますが、この世に楽をして大儲けする話はほとんどありません。ハイリターンを望むなら、ハイリスクがつきものです。最初は少額しかかけられないのですから、コツコツ増やしていくことを目指しましょう。
最初は短期トレードで元金を増やしていこう!
仮想通貨の基本的な増やし方は、価格変動を利用する方法です。FX取引などを行ったことがある方は分かりやすいかもしれません。仮想通貨は常に値動きしています。最近注目され話題になることも多いので、非常に大きな値動きも起こります。そのため、短期間の間に安くなった時に買い、高くなった時に売ることをコツコツ繰り返すことで、少しずつ資産を増やします。
目標金額まで増やせたら中期~長期トレードに変更する
コツコツと短期トレードを繰り返していき、目標金額まで達したら中期トレードや長期トレードに変更します。こうすることで値動き幅がもっと大きくなるので、一気に稼ぐことも可能です。しかし、一気に下落することもあるため、事前に少し勉強しておくことはとても重要です。
仮想通貨取引に最低限必要な元金はいくら?
仮想通貨取引に最低限必要な元金はいくらなのでしょうか。先ほど1000円あれば買えるというお話はしましたが、実質「稼ぐ」ことを考えればいくらくらいの元金があればいいのでしょうか。
最低1万円からでも参入することは十分に可能である
結論からいえば、最低1万円からでも参入することは十分に可能です。先ほどご紹介した短期トレードを繰り返せば、お金を増やすことはできます。
またアービトラージという方法もあります。これは取引所と取引所の価格差でお金を増やす方法です。仮想通貨は同じ時間でも取引所によって価格に差が出ることがあります。そこを見逃さず、安い価格がついた取引所で買い、高い価格がついた取引所で売ることで、利益を出す方法です。
レバレッジ取引ができる取引所を利用する方法もある
レバレッジ取引という方法を採用している取引所を利用する方法もあります。仮想通貨レバレッジ取引は仮想通貨FXとも呼ばれており、証拠金取引とも呼ばれます。
仕組みをご紹介すると、レバレッジ取引とは、実際の元金に仮想通貨の取引所からお金を借りて大きくし、自分の元金で取引するよりも大きな取引を行うことができるという方法です。
取引所によっては5倍から25倍くらいまでレバレッジが用意されています。たとえば1000円を4万円まで増やしたところで5倍のレバレッジをかければ、20万円の取引と同等になります。25倍のレバレッジをかけると100万円と同等になりますね。
レバレッジですぐに元金を手にする事は可能である
レバレッジというシステムを利用すれば、元金をすぐに手にすることは可能です。でも、素人で仮想通貨のことも、FX取引のことも何もわからないという方が初めてトレードするとき、レバレッジを最高倍率かけてしまうのは非常に危険です。手元には実際にないお金を借りて、取引していることを忘れないようにしましょう。
最初は少しずつ時間をかけて様子を見て、慣れてきた、大丈夫という時には2倍くらいからかけてみましょう。ハイリターンが可能な取引はハイリスクがつきもの、ということを忘れてはいけません。
ただしレバレッジは中期までにしないと赤字になるかも
レバレッジをかける投資は、中期までにしておくことが賢明です。長期で投資をしていると、その間に値上がりすることもありますが、大きく値をさげることだってあります。そこでじっと耐えて値上がりを狙うのが長期投資ですが、レバレッジをかけていると追加証拠金という追加のお金を求められてしまいます。そのため、レバレッジをかけるのは中期トレードまでにしておきましょう。
仮想通貨取引に元金がないのに取引をする時の注意点は?
仮想通貨取引にあてる元金がないのに取引がしたいという時に注意したい点についてチェックしてみましょう。損をしないために、きちんとシステムを知っておくことが重要です。
確実に上がる見込みがある銘柄を探す必要がある
仮想通貨はビットコインだけではありません。イーサリアムやリップルなど、現在はいろいろな仮想通貨が登場しています。その中で、確実に値上がりする見込みがある銘柄を探して買うことで、利益を出すことが可能になるのです。
現実的ではない銘柄や詐欺銘柄は絶対に避けるべき
現実的ではない、大きな利益がでることばかりを謳っている銘柄や、いわゆる詐欺銘柄にひっかからないことが大切です。それは取引所を選ぶ際も同様です。「絶対に儲かる」「絶対に損をしない」という文句は要注意です。トレードに絶対はありませんし、負けないということもあり得ません。美味しい殺し文句に騙されず、堅実かつ信頼できる銘柄を選びましょう。
有名銘柄でも値動きをチェックして購入する事
有名な銘柄でも、変動が非常に大きいのが仮想通貨です。またたった数ヶ月前の情報があっという間に古くなってしまうのも、この世界の常です。ちょっと前にすごい利益が出た銘柄といっても、その反動でしばらくは高値を出すことが無いかもしれませんし、みんなが売りに走ればガックリ値を下げます。そしてそのあとまた高値に回るかは誰もわからないのです。値動きについて過去のチャートを見るなどして勉強し、チェックしてから購入しましょう。
価格の変動には常に気を配って利益をふやす事
レバレッジをかけた短期トレードや中期トレードを行っている時は、価格の変動から目を離さず、常に気を配っておきましょう。価格はいつ上がり、いつ下がるかわかりません。売り時・買い時を見逃さないようにして、コツコツ利益を増やしていきましょう。
仮想通貨取引は元金がないとダメ?のまとめ
仮想通貨取引は元金がお小遣い程度しかなくても始められます。コツコツ短期トレードを繰り返すことで元金を増やしていくことは可能ですし、ある程度のお金ができたらレバレッジをかけたトレードでもっと大きな賭けに出ることもできます。
しかしレバレッジをかけた証拠金取引は、あくまでも借りたお金での取引です。自分のお財布をはるかに超えた金額を借りて取引しているわけですから、損失が出れば自分で補填しなければなりません。その点をよく考え、堅実な銘柄で堅実な取引を行っていきましょう。