仮想通貨取引は、現物取引とレバレッジ取引が主に行われている取引であり、ご存知の方も多いと思います。
現物取引は経験があるけど、レバレッジ取引はまだ経験がない、という方がほとんだと思います。仮想通貨を利用したレバレッジ取引はリスクが高い、などといわれていますが、実際、本当にリスクは高いのでしょうか。
レバレッジ取引の内容や、それに伴うメリットやデメリットを解説していきたいと思いますので、レバレッジ取引への知識を深め、取引を行う際の参考にしていただけたらと思います。
仮想通貨の取引のレバレッジとは?どんな事ができるの?
仮想通貨の取引をすでにされている方などは、レバレッジ取引の存在はすでに知っているという方は多いでしょう。レバレッジ取引とはどのような取引を行うのでしょうか。その取引を利用することで一体何ができるのでしょうか。
レバレッジってどういう事?わかりやすく解説
レバレッジ取引は、少ない自己資金でその資金の何倍もの金額の取引を行うことを指します。例えば、レバレッジの倍率が4倍の取引所で仮想通貨のレバレッジ取引を行う際は、2万円の自己資金で8万円分の取引を行うことが可能だということです。
レバレッジ取引での自己資金は、「証拠金」と呼ばれ、取引を行う際に用意する「担保」的な意味合いをもつお金です。
レバレッジはありがたいけどリスクも伴うもの
レバレッジ取引は、少ない自己資金でその何倍もの取引が可能であるため、大きな利益を狙うことができます。また、現物取引では不可能ですが、レバレッジ取引の場合は「売り」から取引を開始でき、仮想通貨の価格が下がった時でも利益を狙うことができる取引です。
ですが、レバレッジ取引にも必ずリスクは伴うため注意が必要です。取引を行う金額が大きい分、それだけ損益も大きくなってしまいます。
取引所ごとに倍率が異なるので注意する事
レバレッジ取引のレバレッジ倍率は、取引所ごとに異なっています。レバレッジ倍率が高いほど利益を狙うことができるため、取引所に口座を新たに開設する際は、その取引所のレバレッジ倍率がどの程度であるのかを調べておく必要があります。
また、取引所によっては所定の手数料を取る取引所も存在しますので、どのような手続きに手数料が発生するのかを予め調べておいたほうがよさそうです。
仮想通貨のレバレッジで取引するメリットについて
仮想通貨のレバレッジ取引には、ユーザーにとってさまざまなメリットが存在します。
通常、行われている仮想通貨取引と違い、どのようなメリットが存在するのでしょうか。それぞれのメリットについて簡単に説明をしていきたいと思いますので参考にしてみてください。
少ない資金で何倍もの取引ができるところ
仮想通貨取引のレバレッジ取引の最大のメリットは、少ない自己資金で何倍もの取引が行えるという点にあります。手持ちの余剰資金が少なくても大きな利益を狙えるため、資金を何倍にも増やすことが可能です。
また、レバレッジの倍率を自分でコントロールして取引を行うこともできます。例えば、4倍のレバレッジ倍率の取引所で取引を行う際に、4倍のレバレッジではなく、レバレッジを2倍にすることでレバレッジバ倍率を調節することも可能です。
利益が出やすく大きな損失がでにくい
仮想通貨はボラリティ(価格変動率)が高いのが特徴です。ですので、レバレッジ取引を行うと通常の取引を行うよりも非常に高い利益を期待できます。
また、ほとんどの仮想通貨取引所は、レバレッジ取引の際に証拠金維持率を高めに設定し、追証を行わないようにしており、大きな損益を出すことを未然に防ぐ制度を施行しています。
リスクリターンが大きく期待感がある
仮想通貨を利用したレバレッジ取引は、ボラリティが高いため非常に高い利益のリターンを期待できます。以前、仮想通貨で話題になった「億り人」も、仮想通貨のレバレッジ取引により仮想通貨の価格が高騰し、高い利益を受けることができたためです。
少額の元手で取引する事ができる点
仮想通貨を利用したレバレッジ取引は、少額の資金で取引を始めることができます。
通常の仮想通貨取引と比べるとリスクは高くなりますが、レバレッジ取引を行うことで高い利益を期待できます。わずか証拠金1万円でも取引所に預けることで、その何倍もの取引を行えることは大きな魅力であるといえます。
元手を売って利益を得ることができる点
仮想通貨を利用したレバレッジ取引は、仮想通貨取引とは異なり、売りから取引を開始することも可能であり、それがメリットといえます。仮想通貨の価格が高い時に売り、価格が安くなった時に買い戻すことで利益を得ることができます。
レバレッジ取引を行うことで、少ない元手で高い利益を出すことが可能です。
証拠金維持率や追証が無い事
仮想通貨のレバレッジ取引において、ほとんどの取引所が証拠金維持率を高めに設定しており、また、追証を行わないようにしています。
設定している証拠金維持率を下回ると、強制的に取引が決済されてしまい、取引を終了させられてしまいます。(ロスカットと呼ばれています。)また、追証とは、証拠金維持率が下回った場合に追加の証拠金が必要な状態です。
証拠金維持率が高めで追証がない制度を取引所が取り入れてるおかげで、ユーザーは大きな損益を出さずに済んでいるということになります。
仮想通貨のレバレッジで取引するデメリットについて
仮想通貨のレバレッジ取引には大きなメリットがある反面、もちろん、デメリットも存在します。どういったデメリットがあるのか、内容を具体的に説明をしていきたいと思います。
レバレッジ取引を検討されている方は、デメリットの部分を頭に入れておくと良いでしょう。
含み損をする可能性がある点
仮想通貨を利用したレバレッジ取引では、少額の資金でレバレッジをかけて資金の何倍もの仮想通貨の取引を行うため、価格が下落した際の含み損も大きなものになってしまいます。
仮想通貨はボラリティの高いのが特徴であるため、大きなリターンを期待できる反面、その分リスクの大きい取引となってしまいます。レバレッジ倍率が高くなれば高くなるほど含み損も大きなものとなるため注意が必要です。
手数料が高めなので長期トレードには向いていない
レバレッジ取引を行っている仮想通貨取引所のレバレッジ手数料は、1日0.04%としている所がほとんどです。レバレッジ取引は、大きな利益を期待できることが大変魅力的な取引ですが、長期でレバレッジ取引を行ってしまうと、かかった日数分手数料を取られてしまいます。
レバレッジ取引を検討しているのであれば長期トレードではなく、短期トレードで臨むことをおすすめします。
仮想通貨のレバレッジ取引におすすめの取引所はどこ?
仮想通貨を利用したレバレッジ取引を行うことのできる取引所は日本国内にいくつもあります。ですが、それぞれの取引所ではレバレッジ倍率が異なるため、利用したい取引所のレバレッジ倍率がどの位あるのか確認する必要があります。
その中でもおすすめしたい取引所がありますので紹介していきたいと思います。
最大レバレッジ25倍のzaif
取引所であるZaifでは、レバレッジ取引(Air Fx)が最大25倍のレバレッジをかけることができます。Air Fxが行える仮想通貨はビットコインだけの取扱いとなっていますが、25倍のレバレッジ倍率をかけることができる取引所として数少ないうちの一つです。
また、追証もなく取引手数料もかからないため余計なコストをかけずに取引に臨むことが可能です。
最大レバレッジ10倍のGMOコイン
GMOコインは、日本の取引所の中でも唯一アルトコインのレバレッジ取引が可能な取引所です。アルトコインでも人気の高いイーサリアムやリップルなどといった有名どころのアルトコインのレバレッジ取引が可能となったため、注目を集めています。
取引手数料は無料であり、レバレッジ取引をGMOコインがリリースしたスマートフォンアプリ「ビットレ君」で行うことができるため、時間と場所を問わずレバレッジ取引を行うことができます。
最大レバレッジ25倍のBITPoint
上場企業である株式会社リミックスポイントの子会社が運営する取引所であり、上場企業の子会社が運営する取引所は日本国内でもBITPointのみになります。会社の資産と顧客の資産を分けて管理してあるため、万が一会社が破綻した場合でも顧客の資産は保証され、安心して取引を行うことができます。
レバレッジ倍率は最大25倍ですので、リスク管理を行いながら上手くレバレッジを利用して取引を行うと大きな利益を狙うことが可能です。
仮想通貨のレバレッジのまとめ
仮想通貨のレバレッジ取引は現物取引と異なり、大きな利益を短期間で狙うことが可能な取引です。また、少ない余剰資金で大きな金額を行うことができるため、チャンスがあれば現物取引より大きな利益を生み出すことができます。
利益が大きい分、損益も大きなものになってきますので、初心者の方は様子を見ながら少ないレバレッジをかけて取引を始めることをおすすめします。