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カウンターパーティとは?特徴と将来性を初心者にわかりやすく解説

「CounterParty(カウンターパーティー)」とは、ビットコインのブロックチェーンを利用したプラットフォームのことです。カウンターパーティーが作られたことで、ビットコインを用意すれば、個人でも簡単に独自の仮想通貨(トークン)を発行できるようになりました。

 

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カウンターパーティの基本的な情報

カウンターパーティーは、ビットコインのシステムを借りて独自のトークンを発行できるので、簡単で安全と評判です。将来的には、企業や著名人が資金集めやクーポン代わりに発行するようになるのではないか、と言われています。

2014年1月に公開されたプラットフォーム

カウンターパーティーは、2014年1月に公開されたプラットフォームです。カウンターパーティーのシステムを利用するために発行された仮想通貨「XCP(カウンターパーティー)」は、世界で初めて「POB(プルーフオブバーン)」という仕組みを使ったとして話題になりました。

カウンターパーティが発行したのがXCPという仮想通貨

カウンターパーティーのシステムを使いたい人に向けて、XCPという通貨が発行されています。XCPというのは、カウンターパーティーの略号です。そのため一般にカウンターパーティーと言う場合、「カウンターパーティーのシステム」を指す場合と、「カウンターパーティーのシステムを使うための通貨」を指す場合の2種類あります。

独自トークンの発行や売買に利用されている

早くから仮想通貨に注目していた堀江貴文氏が、すでにカウンターパーティを使って独自のトークンを発行しています。発行したトークンの名前は、「HORIEMONCARD(ホリエモンカード)」。発行からわずか2日で、価格が10倍になったと話題になりました。ホリエモンカードの例のように、付加価値が高ければ、高値で売買される可能性もあります。

カウンターパーティの特徴について

カウンターパーティは、ビットコインのシステムを利用しているという以外にも、画期的な仕組み「POB(プルーフオブバーン)」を使ったという特徴があります。発行した当時、XCPは200円前後でした。しかし2017年4月には500円を超え、同年後半には4000円近くまで値上がりしました。上がったり下がったりと波はあったものの、2018年1月には10000円近くまで暴騰。現在は1000円前後で推移しています。

カウンターパーティを利用するにはBTCとPOBが必要

カウンターパーティのシステムを利用するためには、0.0005ビットコインと0.5XCPが必要です。通貨名や通貨量も、自由に決められます。なお、トークンの送付などにも少額のビットコインが必要です。

ビットコインのブロックチェーン上に構成されたプラットフォーム

カウンターパーティは、ビットコインの「ブロックチェーン」というシステムを利用して作られたプラットフォームです。ブロックチェーンは、「システムダウンしにくい」「改ざんされにくい」というメリットがあります。ただビットコインのブロックチェーンは、処理速度が遅いと指摘されています。ビットコインと同じブロックチェーンを使うカウンターパーティも、処理速度の遅さがデメリットと言われています。

仮想通貨で初めてPOBの仕組みを使ったプラットフォーム

カウンターパーティは、「POB(プルーフオブバーン)」という仕組みを初めて採用した仮想通貨です。プルーフオブバーンとは、ビットコインを使用不能なアドレスに送り、代わりに新たな通貨を発行することです。2100BTC以上がプルーフオブバーンされ、約260万XCPが新たに発行されました。

POB(プルーフオブバーン)とは?

なぜプルーフオブバーンするかと言うと、新たに発行する通貨の価値を保持するためです。使用不能にして消滅させたビットコイン分、新たに発行した通貨が価値を持つという理屈です。かつて、アメリカで紙幣と同価値の金を交換していたシステムと同様の考え方です。

カウンターパーティの将来性について

カウンターパーティのメリットは、「資金集めが簡単にできる」という点です。今まで資金を集める方法といえば、銀行に借りるか株を発行するかしかありませんでした。カウンターパーティが広まれば、個人でも画期的なプロジェクトの資金集めなどを容易にできるようになります。

ビットコインに問題が起こるとそれが響く可能性がある

カウンターパーティは、ビットコインのシステムを借りてトークンを発行しています。そのため、ビットコインがシステムエラーを起こしたり、特定の国で使えなくなったりすれば、カウンターパーティで発行したトークンも直接ダメージを受けます。

トークンエコノミーが拡大すれば将来性も高くなる

現在、Tポイントや楽天ポイントなどのポイントが、通貨の代わりに使用されています。ポイントが普及している現状を考えると、ポイントの代わりにトークンを用いた経済「トークンエコノミー」が広まる可能性も高いでしょう。

資金集めがしやすいので利用者が増える可能性は高い

銀行から借りたり株式を発行するのは、手間も経費もかかります。その点、カウンターパーティを利用してトークンを発行する方法は、簡単で安全です。カウンターパーティの利用者は、増える可能性が高いでしょう。

独自トークン発行のための消失でXCPの希少価値は上がるかも

独自トークンを発行する場合、使用したXCPはルーフオブバーンによって消滅します。そのため、独自トークンの発行が進めば進むほどXCPの流通量は減少し、XCPや既に発行されている通貨の価値は上がっていきます。

カウンターパーティの取引ができる取引所

カウンターパーティは、国内の取引所「Zaif(ザイフ)」でも扱っています。手数料も安いので、取り引きしたい場合はザイフがおすすめです。ただ海外取引所は、ザイフにはないサービスを提供しているところもあります。英語対応が可能な場合、海外取引所を検討してみても良いでしょう。

Zaif

ザイフサイト

 

テックビューロ株式会社が運営する、日本大手の取引所です。手数料は0.1%です。毎月自動的に一定額を引き落として投資する、積立投資も受けつけています。積立投資は、月々1000円から行えます。

Polniex

ポロニエックス

 

アメリカにある世界最大級の取引所。「Polniex(ポロニエックス)」に上場されるというニュースが流れただけで仮想通貨の価値が高騰すると言われるほど、影響力があります。自分の資産を他のトレーダーに貸す、「レンディング」というシステムを導入しています。手数料は0.25%で、日本語非対応です。

Bittrex

Bittrex

 

ポロニエックスと並ぶアメリカの大手取引所。約200種類のアルトコインを扱っています。分かりやすい取引画面で、カスタマーサポートも迅速丁寧だと好評です。こちらも手数料は0.25%で、日本語非対応です。

カウンターパーティのまとめ

使用量が増えれば増えるほど、流通量が減り価値が上がっていくカウンターパーティ。投機目的だけでなく、独自トークンを発行したい人も検討してみる価値がある仮想通貨と言えるでしょう。

 

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