仮想通貨NEOは中国発の仮想通貨です。基本的な特徴は、イーサリアムに似ているのですが、NEOの具体的な特徴にはどういったものがあるのでしょうか。イーサリアムと比べると優れた仮想通貨なのでしょうか。
仮想通貨NEOの詳しい特徴と、今後、将来性のある通貨といえるのか、それらの点を踏まえ、説明をしていきたいと思います。
初心者にもわかる仮想通貨NEOとは?
仮想通貨NEOをご存知でしょうか。仮想通貨NEOにはどのような特徴やコンセプトがあり、また、将来性がある仮想通貨であるかどうかを、初心者の方にもわかりやすく説明していきたいと思います。
NEOは中国発の仮想通貨である
仮想通貨NEOとは中国で作られた仮想通貨であり、Antshares(アントシェアーズ)という名前でしたが2017年6月にNEOと名称を変えました。
NEOは、NEOに使われている技術を生活に取り入れることで生活が完結できるという世界を目指しており、「スマートコントラクト」という機能を利用することで、それが日常的に活用されている世界を目指しています。
NEOは中国版イーサリアムと呼ばれている理由
NEOが中国版イーサリアムと呼ばれている理由として、NEOの基本構想がイーサリアムと似ている点があります。NEOは、オープンプラットフォームの名前であり、スマートコントラクトと呼ばれる機能を備えている仮想通貨です。
イーサリアムを持っていた方が得なのでは?
現在、NEOやイーサリアムのブロックチェーン技術を利用した分散型アプリケーションの開発が盛んに行われています。今後もNEOなどの技術を利用したシステムの開発が行われていくでしょう。
また、NEOのプラットフォームで使用できるプログラミング言語はさまざまなプログラミング言語に対応しているため、より多くの開発に利用できるのではと期待されています。
仮想通貨NEOの特徴について
仮想通貨NEOは、中国版イーサリアムと呼ばれるほどイーサリアムに似ている仮想通貨ですが、具体的にはどのような特徴をもっているのでしょうか。簡単に、仮想通貨NEOの特徴をいくつか紹介していきたいと思います。
スマートコントラクトが実装されている
仮想通貨NEOには、「スマートコントラクト」と呼ばれる機能がついています。この機能によって契約情報がブロックチェーン上に書き込まれ、不正や改ざんされる恐れが極めて低くなります。また、NEOはこの技術をオープンプラットフォームで利用することで、「スマートコントラクト」が浸透することを目指しています。
NEOを保有しているとGASトークンが発行される
仮想通貨NEOを保有していると配当として仮想通貨GASトークンが発行されます。GASトークンはアルトコインの一種です。発行枚数は1億GASであり、すでに、約1,500万GASが発行済みです。
仮想通貨NEOと仮想通貨GASのチャートの形は似ており、値動きは連動しているという特徴があります。
GASトークンはNEOのスマートコントラクトに必要
GASトークンは仮想通貨NEOのスマートコントラクトの燃料みたいなものであり、スマートコントラクトの複雑さなどにより、消費されるGASの数が異なってきます。スマートコントラクトを実行できているのはGASトークンのおかげであり、より複雑なスマートコントラクトを実行するほど大量のGASトークンが必要です。
GASトークンはNEOの保有数で決定している
仮想通貨NEOの保有数によって配当が得られるのがGASトークンです。ですが、このGASトークンの配当を受け取るためには、NeonWalletと呼ばれるウォレットでNEOを保管する必要があります。ですが、このウォレットにNEOを保管しておけばGASという資産が増えていくため、魅力的なウォレットといえます。
仮想通貨NEOの気になる将来性について
仮想通貨NEOの特徴を説明してきましたが、一番気になるのは仮想通貨として将来性があるのかどうかですよね。NEOがイーサリアムより優れている点と絡めて、今後、将来性のある仮想通貨として発展を遂げるのかどうかを説明していきたいと思います。
開発言語がイーサリアムより豊富で開発者が参入しやすい
イーサリアムの開発を行うために使われた言語は、イーサリアム独自のSolidityと呼ばれる言語です。一方、仮想通貨NEOは、開発を行う際に複数の言語を採用しているため、エンジニアがNEOを用いての開発に参入しやすいというメリットがあります。
中国政府の規制が厳しいので政府の規制緩和が重要なカギとなる
中国は仮想通貨に対して厳しい規制をしたり、ICOを禁止したりしています。ですが、仮想通貨NEOは、中国政府から資金援助を受けており、他の仮想通貨とは違った扱いを受けています。これは、中国政府がNEOに対して期待をしている表れだといえるのでないでしょうか。
仮想通貨NEOは、中国政府に認められた唯一の仮想通貨としてこれから価値が上がっていくはずです。
仮想通貨NEOの取引ができる取引所は?
仮想通貨NEOは、日本国内の取引所で取引ができるのでしょうか。今後、仮想通貨としての価値が上がることが見込まれる通貨ですので、どこの取引所で、どのように購入すればよいのかを予め知っておくことをおすすめします。
世界84か所の取引所で取引が行われている
仮想通貨NEOは、時価総額ランキングでも上位になった勢いのある仮想通貨です。世界84か所の取引所では取引が行われていますが、日本では取り扱いのある取引所がありません。
仮想通貨NEOを購入するためには、まず、日本の取引所に登録をし、日本円を仮想通貨に変えた後で海外の取引所に送金をする、といった形となります。
Binance
Binanceは取引高が世界一のマルタ島に本拠地をおく取引所です。サイトに日本語翻訳機能がついているため、日本人でも口座が開設しやすく、おすすめの取引所といえます。
Binanceの特徴は、取引所が発行する独自のBNBと呼ばれる通貨を利用して取引の手数料を支払うと手数料が50%offになるといった特徴があります。
Huobi
中国にある仮想通貨取引所であり、主にアジア圏内で利用者が増えています。アジアを主に130カ国と取引をしており、また、他の取引所では取扱いがない銘柄があるため、認知度が低いけれど将来性がある銘柄を購入できます。この取引所にも独自のHuobi Tokenと呼ばれる通貨を発行しています。
この通貨を利用して、Huobi独自のサービスを展開をしていますので、気になる方は公式HPをチェックしてみてください。
Bitfinex
Bitfinexは香港にある仮想通貨取引所であり、2度ハッキング被害に遭った取引所として有名です。そのため、どの取引所よりセキュリティ対策に力を入れています。Bitfinexは、日本国内のどの取引所よりも、取引・送金手数料が安くなっており、手数料を抑えたい方にはおすすめしたい取引所です。
香港の取引所であるため、中国との関係によって仮想通貨の規制が大きく変わる可能性があります。
HitBTC
イギリスの仮想通貨取引所であり、ヨーロッパでは最大規模を誇ります。新規仮想通貨の取扱いが早く、取扱い銘柄も200種類以上あり、日本で人気の高いBinanceでも取扱いのない仮想通貨も多数存在します。
主な特徴として、指値注文を行うと取引に利用した仮想通貨の0.01%を返却するといった珍しいものが挙げられます。また、本人確認なしで入手金を無制限に行うことができます。
Shangya Exchange
香港で2017年に設立された中央集権型の仮想通貨取引所です。
さまざまなアルトコインの取扱いがあり、取引が盛んに行われています。Bitfinexと同じように、香港で設立された取引所のため、中国との関係によって規制がどのように変わるのかを気をつけておく必要があります。
仮想通貨NEOのまとめ
仮想通貨NEOの特徴を簡単に説明してきましたが、NEOとイーサリアムとを比べるとNEOのほうが優れた仮想通貨であるといえるのではないのでしょうか。中国政府も援助を行っている仮想通貨ですので、将来性も見込める通貨だといえます。今後も、仮想通貨NEOがどういった動きを見せるのか、目が話せない銘柄だといえるのではないのでしょうか。