あなたがもし株式投資に興味を持ち、取引してみたいな、少なくともネット証券会社の口座だけでも開設しておきたいなとお思いでしたら、ネット証券会社で口座を開設する際に最低限、しかもとても重要で大切なことを書いた『証券会社の選び方!初心者が気をつけたい7つのポイント』を先にご覧頂けると嬉しいです。
ネットで検索してこのサイトに来られたのだとしたら、それはとても嬉しいことです。このサイトの全ての記事は、こうやって読んでくれているあなたに単なる解説に留まらず少しでもお役に立てたらという気持ちで書いています。
この記事もそういう気持ちで書いており、今回は『証券会社の選び方!初心者が気をつけたい7つのポイント』で書いた「一般的だけどとても大切なこと」を踏まえて、私がお勧めしたいネット証券会社を具体的にピックアップしながら紹介していきたいと思います。
また、もしあなたが口座開設しようとするネット証券会社が「初めての口座開設」なら、『まずは最低でも3万円!投資資金を効率良く貯める7つのコツ・方法』や『超初心者でも実践できる!上手な2つのお金の増やし方』で書いたことも是非参考にして下さいね。
ただ単にネット証券会社の口座開設ページで必要事項を淡々と記入して申し込むよりも、たった2,3回リンクを踏むことで口座開設した後にお金やポイントがもらえるんです!
それではいってみましょう!
ネット証券の最大手!SBI証券
SBI証券はネット証券会社の最大手です。住信SBIネット銀行との連携が優れています。住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金は、SBI証券を利用するなら開設しておきたいですね。
預金残高がSBI証券口座の買付余力に自動反映されるので資金移動の必要がありません。また、好金利・毎月利払いの円普通預金としても使えます。
悲しいことに、SBI証券のツールは時々不安定になります。注文がパンク状態になっている時、つまり暴騰や暴落時は全てではありませんがシステムに繋げられなかったりします。住信SBIネット銀行もあるしネット証券としては最大手なのですが、何故か改善が中々進みません。この辺が改善されるともっと顧客満足度が上がるのですけどね。
この顧客満足度を上げているのは「総合点(総合力)」です。このことについては『ネット証券の最大手!SBI証券の魅力とデメリット』で詳細を書いています。
ツールが使いやすい!マネックス証券
新マネックストレーダーというツールが有名です。板発注や2Way注文といった「発注スピード重視」の注文機能、最大50銘柄表示可能なマルチチャートビューア、エクセル連動などを搭載した高機能のリアルタイム・トレーディングツールです。
しかも、国内株式と先物・オプション取引両方で利用可能です。
「新」と付いていますが、勿論それまでの「マネックストレーダー」というものがあり、常に新しいことにチャレンジしています。
マネックス証券のツールが良い所は、「自分の好きなテクニカルを実装出来る」ということです。移動平均線やMACDといった良く使われるテクニカルは勿論、自分で理論を作ってその理論を基にチャートにその結果を表示させたり出来るのです。
こういったプログラミングを通じて自分なりのテクニカル指標を作り、またそれによって「その指標を用いると今までの値動きでどんな損益が出るか」というバックテストも出来ます。
未来の価格は誰も言い当てることが出来ませんが、過去の値動きは確定したものとして存在します。自分でテクニカル指標をプログラミングして検証したり、その指標が売買のシグナルであるならばバックテストで損益計算をしたりも出来るのですね!
プログラミングは難しそうと思うかも知れません。確かに1から学んで作るとなると大変です。でもプログラミングに用いる言語は誰にも公開されていて、誰かに作成をお願いすることも出来ます。
マネックス証券については『ツールが使いやすい!マネックス証券のメリットとデメリット』で詳細を書いています。
マーケットスピードが便利!楽天証券
マーケットスピードは使い易さの面では一番操作性に優れていると言えるでしょう。見やすい画面、欲しい情報が適度に配置され、情報を行き来してみたりすることの時間的ロスが出来るだけないように設計されています。
板情報、チャート、そういったものが本当にシンプルに適所に配置されているのです。
価格には意味があります。市場における価格というのは買い手と売り手のぶつかり合いであり、その強弱によって高くなったり安くなったりします。一瞬の値動き、時間毎の値動き、一日の値動きだけでなく、一週間あたり、月あたりの値動き……そういった時間単位の値動きから買われ過ぎや売られ過ぎを判断したりします。
ツールというのはそういった値動きを単に価格という数値で表示するだけでなく、こういった色々な「売買に対する情報」をも表示させることが出来るのです。決して無機質な数字だけで売買をしてはいけません。
最初は値動きを見るだけでも大変かも知れません。でも慣れて来るとそういうのが分かるようになります(チャートリーディングと呼んだりします)。
ですが多くの情報があり過ぎると混乱したり使い難かったりします。ましてサラリーマンだと見られる時間だけでなくその時間でインプットできる情報量にも限界があります。そして売買をしようと思ったら出来るだけ早く注文を出して執行されるようにしなければなりません。
このような意味において、マーケットスピードはまさに「スピード重視」な人にはうってつけのツールです。実際、注文の約定スピードも早いです。
楽天証券については『マーケットスピードが便利!楽天証券のメリットとデメリットまとめ』で詳細を書いています。
安定性ならカブドットコム証券
メガバンの大手の三菱東京UFJ銀行グループであるカブドットコム証券は、やはりその資金力や信頼性からか、システムの安定性が抜群です。
SBI証券も住信SBIネット銀行があるのですが、そして顧客も多いのですが、何故かツールの安定性は向上していません。
カブドットコム証券は、暴騰や暴落時に他のネット証券会社のシステムが不安定になっている状況でも殆ど問題なく動いています。ツールが便利で注文方法がどれだけ豊富でも、システムが不安定ならきちんと値動きを追い掛けられないし注文が意図した通りにならなかったりします。
確実な売買(これは勝つとか負けるとかの勝敗ではなく、勝とうが負けようが「自分の意図した通りに注文出来る」という意味です)を実現するためにはこういったシステムの安定性はとても大事ですね。
そして「カブコール」。『時間のないサラリーマンでも出来る!手軽さと正確さを兼ね備えた株式投資法』で触れましたが、サラリーマンが値動きの情報を知るにはこのカブコールが欠かせません!
カブドットコム証券については『カブドットコム証券の特徴と5つのおすすめポイント』で詳細を書いています。
まとめ
どんな時代も、「全てを満たすものなんてない」のが常です。
性に合わず哲学的なことを書きますが、何をするかということ抜きに生きるだけでも「生老病死」、人は老い、病にかかり、死にます。「不老不死」なんて、今まで追い求め続けても誰の手にも舞い降りて来ませんでした。
全ての人が満足する証券会社はないでしょう。そして一人の人間でさえ、「これで十分」と言い切れるものはないでしょう。
複数の証券会社の口座を開設し、メリットとデメリットを天秤にかけ、取捨選択しながら比重を置いて併用するというのも手なのです。
たったひとつの証券会社でも構いませんし、併用でも構いません。今から記事を分けてこの記事で紹介した証券会社をひとつひとつ噛み砕きながら紹介していこうと思います。それらの記事が、あなたがこういった判断をしていく上で少しでもお役に立つことを願っています。