仮想通貨「Zcash」とは?
Zcash(ジーキャッシュ)とは匿名性を実現するために開発された仮想通貨です。匿名とは自分の実名や正体を明かさない状態のことで、個人のプライバシーが保護される利点があります。
他のにも匿名性を売りにした「Monero(モネロ)」さらに「Dash(ダッシュ)」という仮想通貨があります。ですがその中でもZcashは1番の匿名性のたかさをほこっています。他の2つは一部が非公開なのに比べてZcashは誰が誰にそしてどのくらいの仮想通貨を送ったかという情報全てが非公開になっています。
仮想通貨「Zcash」の特徴について
Zcash(ジーキャッシュ)は今1番知名度の高いビットコインの弱点を克服する仮想通貨として開発されました。その弱点とは第三者に取引内容やアドレスなどのすべての情報が公開されてしまうことです。その弱点を克服するためZcashの最大の特徴とも言える高い匿名性が生まれました。
そしてビットコインと同様に通貨とした機能を目的とし発行上限を2100万にしています。
ゼロ知識証明で高い匿名性が最大の特徴
Zcashの高い匿名性を実現しているのが「ゼロ知識証明」という機能です。ゼロ知識証明とはある人が他の人に与えられた情報が真実ということ以外の情報を他の人に与えずに、その情報が真実であることを証明します。簡単に言うと相手に与える知識はゼロだけど証明はできるということです。
そして情報を明らかにせずに真実であることが証明できるので、ブロックチェーン内の送受信者情報そして取引情報を第三者に公開されることなく取引することが可能です。
これにより「誰がどのくらい仮想通貨を所有している」という情報をハッカーなどに知られず狙われる心配がなくなります。
完全非公開で取引を行う事ができる仮想通貨
匿名性の高い仮想通貨としてはZcashそしてMonero(モネロ)やDash(ダッシュ)が存在します。この中でも1番匿名性が高いのがZcashです。それはMoneroやDashはできる限り非公開にする機能しかないからです。
例え取引が匿名でできたとしてもブロックチェーンを調べればコインの流れが知られてしまいます。それに比べてZcashは当事者以外はコインの流れを知ることができない状態の完全非公開という匿名性の高さがあります。
JPモルガン銀行と提携を結んでいる
JPモルガン・チェースはアメリカの巨大銀行持株会社です。そんなJPモルガンが2017年5月に開催された仮想通貨の協議会において、Zcashとの提携を発表しました。Zcashの暗号化技術である「ゼロ知識証明」をJPモルガンのブロックチェーンに採用するという内容です。つまりZcashの匿名性の高い技術がJPモルガンの求めるプライバシーを守る機能として最良と判断されたのです。
この発表をうけそれまで特に目立った動きがなかったZcashの価格は急騰しました。1日で3倍ほどの跳ね上がりを見せました。
「Zcash」の取引ができる仮想通貨取引所について
匿名性の高さで有名なZcash(ジーキャッシュ)は現在45カ所の仮想通貨取引所での取り扱いが可能です。世界で有名な「Poloniex(ポロニエックス)」そして「Kraken(クラーケン)」などの海外の取引所が主に取り扱っています。日本でZcashを取り扱っている取引所は「Coinchech(コインチェック)」のみです。
そして海外の取引所では日本円から直接Zcashを購入することはできません。Poloniexは全てが英語表記なので注意が必要です。それに対しKrakenは日本語へのサポート対応が充実しています。
国内ではコインチェック
CoincheckはZcashを含め国内最多の13種類もの仮想通貨を取り扱っている取引所です。初心者でも簡単に仮想通貨の売買ができるそのシンプルな使いやすさが評判です。確かに仮想通貨を始めて購入してみるって人は何が何だかよくわかりませんよね。そこでCoincheckのシンプルな画面が初心者でもわかりやすいと人気なのです。
さらにZcashを含め世界で注目を集めている13種類もの仮想通貨を取り扱っているので、そういった仮想通貨を直接日本円で購入することができます。いずれも時価総額の高い仮想通貨なので伸びしろが期待できますね。
パソコンだけでなくスマホのアプリからも使いやすいことが多くの人から人気を集めています。他にも不正アクセス等で仮想通貨が流出してしまった場合は100万円までの損害補償があったり、よりセキュリティを高める2段階認証システムを導入しているなどのメリットがあります。
そしてビットコイン以外の仮想通貨の取引にはスプレッドと呼ばれる手数料が発生します。クレジットカードで仮想通貨を購入すると約10%もの手数料がかかってしまいます。当たり前ですが手数料はかかってしまうので何にいくらかかるのかよく確認したうえでご利用ください。
仮想通貨「Zcash」の将来性と資産運用の可能性について
Zcashはこれまでにその匿名性の高い技術が注目を浴びてきました。中でも大きな話題となったのがJPモルガンとの提携を結ぶ発表でした。これによりそれまで目立った動きのなかった価格が1日に3倍ほどの価格に暴騰しました。ではその発表から今度の将来性や資産運用の可能性としてどのように期待されているのでしょうか。
ゼロ知識証明が大手企業で利用される可能性が高い
ゼロ知識証明はプライバシーの保護に関して非常に素晴らしい機能です。その技術を採用したJPモルガンとの提携が発表された時には一時的ですがZcashの価格が暴騰しました。
JPモルガンとの提携のように今後も大手企業がゼロ知識証明を採用する可能性は十分にあり得ます。大手企業でこの技術が採用されれば今以上に価格の上昇を期待できるでしょう。
JPモルガン銀行との提携で将来価格の上昇が想定される
世界トップクラスのJPモルガン銀行との提携によりZcashは一躍注目を浴び世界的に認知されることになりました。それによりZcashを所有する人が増え価格の上昇が生み出されました。
Zcashが誇るプライバシー技術「ゼロ知識証明」は今後もさらに活躍する可能性を秘めています。それはJPモルガンとの提携により証明されました。でもこの匿名性の高さは違法な取引やマネーロンダリングに使われることがあります。
それにより今後大きく規制が入った場合は価格の暴落も考えられます。つまりリスクもありますが規制が入らない限りは通貨としての需要があるので価格の上昇は期待できます。
仮想通貨取引所「Zcash」の評判・口コミ
実際にZcashの購入を考えるにあたって参考にして頂きたいのが評判や口コミです。どの仮想通貨も評判されている事だけではなくリスクや弱点を知ったうえでの検討をおすすめします。
将来性は高いがライバルが意外と多い分野
匿名性の高い仮想通貨は現在たくさんの人から注目を集めています。この仮想通貨は自分の保有残高や取引情報が第三者に知られることなく取引が可能というメリットがあります。この需要の高さから現在日本では匿名性の高い仮想通貨は3種類しか取り扱いはしていませんが、今後増えていく可能性が十分にあります。
匿名性により規制の対象になるのでは?との声もある
Zcashの1番の強みである匿名性の高さは弱みでもあります。なぜならそのプライバシーの高さは犯罪組織にとって非常に都合のいい機能なのです。匿名性が高いからこそ違法なやり取りやマネーロンダリングも可能にしてしまいます。将来的にも需要があるのは確かですが、今後国家から規制が入る可能性が考えられるのです。
ZcashそしてMoneroやDashなどの匿名性の高い仮想通貨は国内ではCoincheckという取引所でしか扱っていません。ある意味で伸びしろがありますが、規制を受けやすいリスクも忘れないでください。
価格が高騰する可能性が高く期待感がある
価格の高騰に関する口コミは「過去に最高値の更新を何度も起こしてるので常に高騰をうかがっています。」や「IT系の技術とは海外で流行ったものが日本に来るケースがほとんどなので、今は日本での知名度が低くても海外では評価が高いので将来性に期待しています。」などZcashの過去のチャートや海外での評価を信じ価格の高騰に大きな期待を寄せている方が多いようです。
そして1番たくさんの人が今後の価格の高騰に可能性を感じたのはJPモルガン銀行との提携ではないでしょうか。口コミでは「JPモルガンとの提携により今後さらなる銀行との提携が進めば大きく値上がりする可能性があります。」などJPモルガンとの提携によりZcashに大きな信頼性が生まれたことを意見している人もいました。