仮想通貨「SHIELD」とは?
2017年は、「仮想通貨元年」と呼ばれるほど、日本で仮想通貨が浸透してきました。しかし、今ビットコインを購入しようと思ったら、1BTC約88万円(2018年3月26日現在)ととても高額です。
そこでビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)の中でもマイナーな銘柄を草コインといっており、中でも仮想通貨Verge(バージ)の仕組みを一部利用して作られた「SHIELD(シールド)」は、今後高騰が期待される仮想通貨の銘柄です。通貨の単位は「XSH」と表記されます。
Vergeが価格が激しく上下することが無いように発行枚数が多いことや、日本市場を意識したマーケティングの上手さも相まって、2017年12月から価格が高騰。その影響もあって関連銘柄であるSHIELDにも注目が集まっています。
「匿名性」「耐量子性」「省電力性」を同時に実現する事を目的として作られた
SHIELDの大きな特徴の一つとして、「匿名性」が高いことが挙げられます。さらに今後「量子コンピュータ」が出来る事で、ほとんどの仮想通貨で使われているブロックチェーンが破壊されうることへの対策を講じているのも特徴です。名前の由来でもある「SHIELD」は日本語で「盾」と訳されるように、強いセキュリティ機能を持っています。
また他の仮想通貨がマイニングとトランザクションに月に億単位の電気代がかかることへの対策も行っています。具体的には持っている仮想通貨の枚数に応じて有利にマイニングを行ったり、ブロックを生成する権利が得られたりする「コンセンサスアルゴリズム」を採用。したがって全てのマイナーが同じ様に莫大な計算処理を行い、それによって莫大な電気を使用することはありません。
仮想通貨「SHIELD」の特徴について
Verge(バージ)の仕組みから派生して誕生した仮想通貨
SHIELDはVergeの仕組みから派生して誕生した新しい仮想通貨です。「匿名性の高さ」や「取引速度の速さ」が継承されています。しかしSHILDでは、仮想通貨の元になったVerge独自のレイスプロトコルという、匿名・記名を切り替えができる仕組みを採用していません。
これは将来的に仮想通貨DASHの様に、「指定したウォレットに一定の条件を満たすと、報酬が受け取れる」取引機能を手伝う仕組み、「マスターノード」を将来実装するためです。この「マスターノード」を実装するためには「プライベードセンド」と呼ばれる、「複数の送金依頼を1つの大きな管理プールの中に入れて、誰から誰に送られたものなのかわからなくする」匿名技術を使うと都合が良いのです。
SHIELDでは、プライベートセンドと呼ばれる仕組みを利用することで、利用者のプライバシーを守っています。しかし脱税やマネーロンダリングを使われてしまう可能性もあり、もし万が一国の規制や禁止案等が施行されると価値が下がる可能性も捨てきれません。そのようなリスクも考慮に入れておくことが大切です。
この他にVerge(バージ/XVG)ではTwitterなどで実際に投げ銭ができるように作られています。「投げ銭」とは路上ミュージシャンに感謝の気持ちでお金を入れる様なイメージで、ネット上でもそれができること。今後はLINEでも使える様になるようです。
SHIELDでは、FacebookやInstagram等の主なsnsでも利用が出来る様にする目的もあります。これらの開発状況が公式Twitterなどで頻繁につぶやかれており、順調に目的に向かって進んでいることがこちら側にも見える点が信頼や評価につながっています。
コミュニティーにログインしている人全員に通貨が配布される
また、SHIELDは新しい仮想通貨のため、その普及を目的として新しい試みを行っています。それは、ゲーム用コミュニティツール「Discord(ディスコード)」のアドレス内に「5XSH以上」保有していれば、自動で全員に通貨が配布されること。このばらまきとも言えるこの機能のことを、仮想通貨が雨の様に何もしなくても降ってくることから「Rain(レイン)」と呼ばれています。
様々な通貨の技術を応用した次世代の通貨
SHIELDは量子コンピューターへの対策として、複数のハッシュ関数を採用し、解読に多くの時間を費やす設計の「Lamport(ランポート)署名」、「Winternitz(ウィンターニッツ)署名」、「BLISS(ブリス)署名」といった署名の方法を採用予定。
これらの対策を講じることで、仮想通貨の弱点でもある持続性の不確かさや消費電力の多さを解消しようと今現在も開発が進んでいます。このことからSHIELDはこれまでの様々な仮想通貨の様々な技術を応用した、将来性の高い仮想通貨といえるでしょう。
所有しているだけで資産を増やせる仕組み
SHIELDは、FacebookやInstagramといった主なsnsの中でも、さきほどの「投げ銭」が出来る様にするという目標があります。さらに異なるsns同士で通貨のやり取りができる可能性も。これはより安全に使える匿名性通貨ならではのメリットです。さらに将来は、SHIELDを一定数所有しているだけで資産が増やせる様になるかもしれません。
送金スピードが早い
これまでの仮想通貨における課題の1つとして、送金に時間がかかることがあげられます。
しかしSHIELDは送金のスピードが速いのも魅力。例えばコインビットでは数十分~数時間かかる送金が、SHIELDでは数秒~数分で終わってしまします。これはSPV(Simple Payment Vrification)というVergeの技術を受け継いでいるためです。
SPVとは、簡単にいうとブロックチェーン(分散型データベース)の全てのデータを受信しなくても、本来全て記録しておくトランザクション(通貨を購入するまでの一連の処理の流れ)の確認ができる方式のこと。そうすることでデータ量を節約し、送金の処理を早くすることができます。
「SHIELD」の取引ができる仮想通貨取引所について
今のところは海外の取引所のみ
SHIELDは2018年3月現在まだ日本の取引所には上場していない上、海外でも比較的マイナーな取引所のみでの取り扱いしかありません。
取引量が最も多いのが「Stocks.exchange(ストックエクスチェンジ)」で、沢山取引をしたい方にオススメ。全SHIELDのうちの1日の取引量は、ここが約半分を占めるほどの多さです。この他にも40種類ほどの仮想通貨を扱っています。
もしXP(エックスピー)やZNY(ビットゼニー)建てでSHIELDの購入を考えているなら、「Coin Exchange(コインエクスチェンジ)」が良いでしょう。この他にも約450種類もの仮想通貨を取り扱っており、数多くのアルトコインを購入することができます。
また約100種類の仮想通貨を取り扱う「TradeSatoshi(トレードサトシ)」は、LTC(ライトコイン)やDOGE(ドージコイン)建てでSHIELDが購入可能なレアな取引所。BitZenyが上場したことで話題になりました。
日本語に対応した取引所での購入は、「CryptoBridge(クリプトブリッジ)」がオススメ。ロシアの分散型取引所で、中央管理者がいなくても成立するのが特徴です。SHIELDの他17種類の仮想通貨での取引ができます。
この他にもUSドルで仮想通貨が購入できる、「SouthXchaige(サウスエクスチェンジ)」でもSHIELDを取り扱っています。こちらも約450種類もの仮想通貨の取り扱いが可能です。
仮想通貨「SHIELD」の将来性と資産運用の可能性について
安全性が確保され匿名性が高いので利用者は増える可能性が高い
SHIELDは匿名性の高いアルトコインで契約情報の自動ネットワークでもあるスマートコントラクトを実装。さらに2018年に量子コンピュータへの対策が完了し、唯一無二の高い安全性から少しずつではありますが、今後価格が上がっていく可能性が高いです。
将来を見据えた、長期的なセキュリティ対策万全なアルトコインということが知られれば、今後利用者が増える可能性が高いでしょう。
開発が活発で明確なので信頼度が高く将来性が高い
SHIELDはロードマップが公開されていて、いつ何をするのかが公式サイトで確認する事ができます。サイトの中で表記が白から緑色になっているものは、既にプロジェクトが完了しているものです。
またsnsで2~3日おきには開発状況を報告するなど活動が活発で明確です。そのため運用などについても安心感が持てます。またSHIELDは寄付のみで成立している仮想通貨で、何かの開発方針を決定する際には、snsを使った投票等で進めているのも特徴的です。
このようにコミュニティが活発な仮想通貨は、高い評価を受けやすく値段もそれに反映されやすい傾向があります。そのため、仮想通貨SHIELDは今はマイナーな草コインかもしれませんが、将来性の高い通貨といえるでしょう。
仮想通貨取引所「SHIELD」の評判・口コミ
時価総額が激安な仮想通貨である
SHIELDは2018年3月26日現在の時価総額は約16億円。1XSH3.37円で購入することができます。ビットコインが時価総額15兆円、1BTC約88万円ですから、非常に安いです。これから伸びていくことを想像しながら、楽しく投資する1つの草コイン感覚で購入すると良いかもしれません。
送金スピードが高い
ブログ等を見ると、SHIELDについては好意的な意見を持っている方が多いです。その上送金スピードが高いのも魅力。早いときは5秒程度で送金できてしまいます。SHIELDのマスコットキャラクターの「シエル君」もかわいくて、snsも活発なため飽きがきません。今後が期待される仮想通貨です。