仮想通貨「ALIS」とは?
2017年9月に発行された仮想通貨「ALIS(アリス)」。新しい企業でありながら、仮想通貨イーサリアムを使って行われたICO(未上場の新しいコインを売りだすこと)で4億円を調達、一部有名人、新聞やテレビ等で紹介されるなど、今最も注目度の高い仮想通貨のひとつです。通貨の単位は「ALIS」と表記されます。
分散型SNSメディアプラットフォーム
ALISの大きな目標は日本初のブロックチェーン技術を使った、新しいソーシャルメディアプラットフォームをつくることです。ソーシャルメディアとはTwitterやFacebook等のsnsのことで、プラットフォームとはこの仕組みを動かすための「土台」のことをいいます。
もしこれが構築されれば、良質な記事が見つけやすくなるというメリットがあります。また広告を無くして、その代わり良質な記事を作成した投稿者と、それに早く評価をつけた人に仮想通貨ALISのトークンが配られる様なシステムを構築中です。
現在Steem itという仮想通貨Steemによる海外のsnsでも同じような仕組みでのサービスを展開中で、これに感銘を受けてこのプラットフォームの構想をスタートしたとALIS公式サイトでは語られています。
そしてこれにはブロックチェーンを用いられるということも、見逃せないポイントです。ブロックチェーンとは、紙などに置き換えて例えると「取引履歴、記録台帳」のことをいいます。紙では1つの冊子で管理をしますが、ブロックチェーンの場合複数のPC(この場合ALISを所有しているPC)に分散されて管理を行うのが異なる点です。
この技術を根幹にすることでデータに高い信頼性を持たせることができます。そしてそれはコストの削減につながり、アリスという仮想通貨に投資し、発展に貢献した人への報酬を増やすことにつながる仕組みです。
さらにALISのホワイトペーパーによると、ICOでの調達金額によって、採用するブロックチェーン技術を選ぶと明記。資金面についても、充分考慮された上で計画されているプロジェクトであることが伺えます。
仮想通貨「ALIS」の特徴について
日本発信のICO
アリスのプロジェクトメンバーはほぼ日本人です。また公式サイトは日本語と英語が選べるようになっています。
発行当初から信頼を集めている理由として、sns等でも私たち日本人が進捗状況をすぐ調べられたり、何かあってもコミュニケーションが取りやすいことが挙げられます。
また公式サイトにはメンバーの顔写真が載っていることも、そこに書かれている「信頼の可視化で人のつながりをなめらかにする」ことを実践していることの表れでしょう。
良質な記事を書いた人と見つけた人へ報酬として支払われる
通常のsnsでは「いいね!」をしたりシェアしたりリツィートを行っても報酬を支払われる事はありません。またどんなに良質な記事を書いていても、seo対策を講じたり広告を載せなければ、収入になることはありませんでした。
しかしもし「ALIS(アリス)」のソーシャルメディアプラットフォームが実装されれば、良質な記事を書いた人、それを読んだ人両方に報酬がもらえるようになります。記事を読んだだけで報酬が貰えるなんて、夢のような話ではないでしょうか。
ALISが今後普及していけば、記事を書く方も無料のブログサイトに多くの広告を載せたり、アフィリエイトを行う必要もなくなってくるかもしれません。このようにALISは仮想通貨ではありますが、それに伴うプロジェクトが魅力的で評価・信頼を得られている側面があります。
仮想通貨取引に関する情報を共有できる
ALISは公式ツイッターにおいて日々の活動実績を報告。プロジェクトが毎日どのくらい進んだのか共有してくれています。詐欺やマネーロンダリングを行う悪質な運営の仮想通貨がある中、このように活動内容が透明化されているので、安心して投資することができるといえるでしょう。
日本の取引所ではまだ取引ができない
仮想通貨ALISは、残念ながらまだ日本での取引を行うことができません。現在ALISの購入が出来るのは、「COINEXCHANGE(コインエクスチェンジ)」と「CRYPTOPIA(クリストピア)」「YoVit.net(ヨービット)」の3か所のみです。
しかし今後は仮想通貨市場の約半分を占める、日本国内の取引所での上場も期待できます。日本で上場した後では価格が高騰する可能性が高いでしょう。そのためまだマイナーな草コインの今のうちに、ALISを購入しておいた方が得策かもしれません。
「ALIS」の取引ができる仮想通貨取引所について
COINEXCHANGE
COINEXCHANGE(コインエクスチェンジ)は、海外の取引所です。ビットコインはもちろん、現在500種類ほどのアルトコインを取り扱っています。運転免許証やパスポートなどの本人確認書類を提出する必要が無いため、登録もすぐに終わるのが魅力です。
COINEXCHANGEは取引手数料が購入時・売却時ともに0.15%と良心的なため、初心者でも比較的やりやすくなっています。
CRYPTOPIA
CRYPTOPIA(クリプトピア)は、ニュージーランドが拠点の海外の仮想通貨取引所です。500種類以上ものアルトコインを取り扱っています。コインエクスチェンジと違い、クリプトピアでは本人確認書類を提出しなければ出金制限がかかってしまうため、注意が必要です。現在ALISの取引量が最も多い取引所のため、こちらで購入するのが無難といえます。
YoVit.net
YoVit(ヨービット)は、2014年に開設された海外の仮想通貨取引所です。運営会社等の情報は分からないようになっていますが、ドメインがロシアで設定されていることから、ロシアの会社、あるいは団体が運営しているのではないかと推測されています。
その特徴は、まずビットコインやイーサリアム等のメジャーな銘柄の他、マイナーなアルトコインの種類が豊富であること。そして「Free coins(フリーコインズ)」という、毎日無料でコインを配布するサービスを行っていることも大きな魅力です。
更に仮想通貨を一定期間他の人に貸して、返却時に利息をもらう「レンディング(Lending)」というサービスも行っています。また「ICO」に参加するのはどこが良いのか教えて貰えるなど、投資者には嬉しいサービスがあるのも魅力です。
ヨービットの登録についても、本人確認書類を提出する必要がないため、簡単に登録することができます。またアルトコインのアドレスに送付する方法であれば、入金の手数料はかかりません。出金に関する手数料は0.0005です。例えばビットコインであれば0.0005BTC(約150円)になります。
仮想通貨「ALIS」の将来性と資産運用の可能性について
仮想通貨取引がある間は無くなる心配がなく安泰
仮想通貨市場はまだまだ発展途上中です。そのため一部のアルトコインではプロジェクトが進んでいなかったり、上場するまえにICOだけ行ってトンズラしてしまったりなどの被害も後を絶ちません。その点仮想通貨ALISは、毎日どのくらいプロジェクトが進んだのか教えてくれています。投資家からの信頼は厚いと考えてよいでしょう。
アリスのプリジェクトチームは2017年11月には総発行部数5億円のうち、ALISのトークンセールで売れ残った約4.24億円をBurn(バーン)しました。残った分をチームの保有トークンにするよりも、Burn(焼却するようにコインを減らすこと。)をして投資家が持つトークンの価値を向上させるためです。自分たちの利益ではなく、投資家の方たちの利益の優先を考えてのことでした。
またプロジェクト自体に魅力を感じて投資している方も多く、そんな方は長期的に投資しようと考えている傾向があります。そのためALISを取り扱う仮想通貨取引所がある間は無くなってしまう心配もなく、安心して購入できる草コインといえるでしょう。
仮想通貨専門SNSとして発展する可能性は高い
仮想通貨ALISは、現在海外メディアでもあるSteemしか競合がなく、日本では大きな競合相手はいない状態です。まだプロジェクトは進行中の状態ではありますが、コミュニティの発展の為にsnsを活用して地道に活動を行っています。まだ知られていない今のうちに投資をしておけば、大きな利益が得られるかもしれません。
何よりも日本発のプロジェクトのため、馴染みやすいのも魅力です。市場の状況をみつつ、一番良いタイミングで投機するとよいでしょう。また「ALISのプロジェクトを応援したい!」という思いで投資するのもいいかもしれません。それは将来自分の利益になるだけでなく、世界中で埋もれていた、優秀なクリエイターの才能を発掘するきっかけを作る事になるからです。
仮想通貨取引所「ALIS」の評判・口コミ
日本人が運営しているから安心できる
ALISのプロジェクトチームのメンバーはほぼ日本人。それだけではなく株式会社リクルート社やベネッセコーポレーション、DeNA・リクルートジョブズといった日本を代表する会社に勤めて実績をあげてきた方々ばかりです。そんなメンバーが集まって作り上げているプロジェクトだから、安心感があります。2018年4月には「ALISクローズドβ」を開催予定で、どんな形のメディアになっているのか、期待が高まっています。
透明度が高くて信頼ができる
アリスは毎日活動内容をTwitterにて報告をしています。前述の「ALISクローズドβ」もTwitterにてユーザー事前登録者を募集したところ、4,000人を突破。テスト期間中にALISトークンが受け取れるサービスもあるため、盛り上がりを見せています。
このように投資者のことを考えた透明度の高い運営から、信頼してもよい仮想通貨といってよいでしょう。
日本で売買できないのが難点
もし仮想通貨ALISの難点をひとつあげるとすれば、日本の仮想通貨取引所での購入ができないこと。しかし逆に考えてみると、Twitterの中でも既に4,000人のユーザーを獲得できる仮想通貨が、日本の取引所での取り扱いをはじめれば高騰する可能性は高いです。
今は少し不便かもしれませんが、クリプトピア等の海外取引所で先行投資を行い、将来の高騰を期待してホールド(寝かせておく)した方が良いかもしれません。いずれにしても今後が楽しみな仮想通貨といえます。